アメリカ旅行の際に気をつけること

チップの相場と渡し方 アメリカ旅行編

 
Rina H.
投稿者 Rina H.. 更新された: 16 1月 2017
チップの相場と渡し方 アメリカ旅行編

海外に行くとチップ制度があり、日本にはない習慣ですので戸惑います。日本にあるのは、おひねりくらいです。何かのサービスを受けるためにチップを支払うことはありません。

海外に行くとどれくらいチップを渡せばいいのか戸惑います。カードで支払うときのチップはどうしたらいいの?と不安ばかりが頭をよぎります。実際には、チップが必要ない国もあるとのことですので、さらに戸惑います。日本、韓国、中国などは、基本的にはチップはいらないようですが、実際どの程度のチップを何を知ってもらった時に支払うのかは理解していないように感じます。

日本人にとってチップは「ささやかな心遣い」という認識ですが、チップ文化の浸透した国では、チップは給与の一部になっているため、受け取る側としては重要な収入源なのです。

Hohoron.comではアメリカ旅行の際のチップの相場と渡し方を説明します。

目次
  1. チップが必要な国
  2. チップを支払う場面
  3. タクシーでチップを支払う
  4. チップの相場
  5. マネークリップは海外へ行くとき必須
  6. 最後に

チップが必要な国

アメリカ・カナダ・イギリス・フランス・イタリア・ドイツ・オーストラリア・エジプト・香港・中南米

上記の国に旅行する際は、チップが必要となりますので、空港で、1ドル札の準備を忘れないようにしてください。チップが必要ない国は、ニュージーランド、韓国、中国、シンガポール、東欧諸国などです。

アメリカはチップが必要という事ですので観光スポットの「ハワイ」・「グアム」はチップが必要となります。

チップを支払う場面

チップは渡す場面は、主にホテル内レストランタクシー利用時です。

ホテルに到着したらすぐにドアマンにチップを支払います。車から荷物を下ろす手伝いをしてくれますので、チップを支払います。

部屋まで荷物を運んでくれる「ポーター」にももちろんチップが必要です。部屋を掃除して整えてくれる「ルームメイド」ルームサービスを利用した時もチップが必要となります。ホテルの場合、団体(ツアー)で利用した際は、添乗員がまとめて支払いますのでチップが必要ないことがあります。ツアー申込時に確認が必要です。個別にルームサービスを頼んだ際は、団体利用でも「チップ」が必要となります。

レストランでのチップは、[Check Please]とお会計をお願いした際、食事の代金の10~15%くらいを支払います。「10%」というときは、よほどサービスが足りなかったときで、だいたいは15%ほど支払う人が殆どです。但し、レストランでチップを支払うのは、伝表にサービス料が含まれていない場合だけです。サービス料が含まれている場合は、チップは必要ありません。

クレジットカードで支払う際は、気をつけなければなりません。伝表に「Charge」と書かれている場合は、こちらでチップの額を記載しなければなりません。記載しない場合、勝手に記入されてしまいますので注意が必要です。

また、前もってチップ(Charge)と記載され食事代の15%と記入されてくることがあります。失礼だと怒り出す日本人もいますが、このレストランではチップが食事代の15%が相場であるという事です。

タクシーでチップを支払う

タクシーを利用した際は、車から降りる際、料金と一緒に代金の10~15%を支払うようにしましょう。スマートな渡し方は、ポケットからさりげなく出すことだと言われていますが、日本人でポケットに直接お金を入れる習慣がないとなかなかうまくできず、あたふたしてしまいます。

チップの相場

チップにも相場があります。

基本は、利用代金の10~15%ですが、特別なサービスを受けた際は多く支払う用意します。

ルームメイドには、1ドル程度からですが、ホテルのランクによってチップの料金が異なりますので注意してください。三ツ星クラスのホテルでは、2~3ドル、五つ星ホテルになれば、3~5ドルが適当な価格だといわれています。

チップは、小銭ではなくお札であげることがマナーとされていますので、やはり1ドル札の準備は必須です。主に、ルームメイドへのチップは枕元へ置くようにしてください。

レストランでのチップは、食事代金の10~15%ですが、高級入レストランの場合は20%~が適当とされていますので、特別ドレスアップしていくレストランの際は、普段よりも多めにチップを渡す必要があります。

レストランとはいっても、事前に料金を支払う「ファーストフード」のお店では、チップは必要ありません。路線バスの運転手、売店の女性やホテルのカウンターでは、チップは必要ありません。チップを渡し場面をあらかじめ学習しておくことで、戸惑うことがへるはずです。

ドアマンについては、一人につき1ドル50セントが相場であることが多く、2人であれば3ドル支払うことがマナーです。ドアマンに荷物の積み下ろしをお願いする際は、1つの荷物につき2ドル程度のチップが必要となります。

ポーターについても同様です。部屋に荷物を運んでほしいとお願いした場合、トランクが2つに、お土産が1袋あったならば、最低6ドルは支払わなければなりません。

日本人あるあるとされているのが、2人分の荷物だから2ドル支払うという「心ばかり」という日本人ならではの考えです。アメリカでは、チップは労働対価ですので、相場を知ってきちんとした額を渡さなければなりません。

マネークリップは海外へ行くとき必須

チップ文化のない日本では、マネークリップを利用する人の割合は、あまり多くありません。それでも、チップ文化のある国へ行く際は、チップをスマートに渡すためにも「マネークリップ」を利用してみましょう。

日本でももちろん利用している人はいますが、ポケットに直接入れている人は多くはないのです。海外に行く際は、チップ分だけマネークリップを使うというのもよいとは思います。けれど、海外ではあまりお財布を出し入れしない方がよいと言われていますので、使い分だけをマネークリップに留めておくという使い方もよいのかもしれません。

ちなみに私は、ポケットにある物を落とす癖があるためマナークリップには、チップ分しか挟んでいませんでした。

最後に

ハワイやグアムに行くことが多い日本人ですが、地元ではあまり評判が良くない場合が多いのです。特に「チップ」という文化を「心ばかり」の気持ちと勘違いしていることが多い年代は、年配者だけでなく若年層にも多いのです。「荷物を5つも運ばせたのに3ドルしかくれなかった」とスタッフの間で話題になることも多いそうです。(留学生が教えてくれました)チップ文化がないとはいえ、その土地文化を知ってから出かけることも恥をかくことも、かかせることもないお互いに良い行いなのかもしれません。

余談ですが、アレルギーのあることを伝えたところルームメイクを想像以上に綺麗にしてくれ快適に過ごせたお礼にと10ドル枕元に置いたところ、友人にチェックアウト時のチップは不要では?と指摘を受け、日本人のフロントに電話で訪ねてみました。日本人スタッフにチップの件を伝えると、「メモに「Thank You for good service

My stay so much comfortable thank you」と残しチップを添えてください」とアドバイスをいただき、スペルに若干の不安を覚えながらメッセージを残しました。

ありがとうというお礼の気持ちを残すことは、日本でもアメリカでも同じだと感じることができる出来事でした。

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